大学概要【2025年度実施分】学びをつなぐプロジェクト~薬物治療マネジメントと過去、社会、そして未来をつなぐ~

薬学部

学びをつなぐプロジェクト~薬物治療マネジメントと過去、社会、そして未来をつなぐ~
実施責任者:大津 史子

薬物治療マネジメントは1-3年までの学びを、臨床現場の「症例」の上で再構築し、薬剤師として最良の薬物治療を提案することで、問題解決能力の醸成を目的としている科目である。この学びをさらに深く効果的なものにするために、入学時から蓄積した学習成果を、現在の学びと繋ぎ、近未来のAI?データサイエンスを活用する社会に繋ぐ仕組みを構築する。これにより、学習効果を深化させ、学習モチベーションの向上を促す。

ACTIVITY

社会とつなぐ:学修成果を社会に示すオープンバッジ(デジタル証明)の発行

2025/12/23

「社会とつなぐ」こころみとして、薬物治療マネジメントの学びの修得を社会にアピールすることを目的として、オープンバッジ(デジタル証明)の発行を行った。オープンバッジとは、学習成果をデジタル化したもので、社会に自らの学修成果を証明することができる。薬物治療マネジメントの学びは、薬剤師に求められている能力であり、社会と繋ぐ大きなアイテムになると考えている。

オープンバッジのデザイン

社会とつなぐ:卒業生が現役学生の学びを評価し、フィードバックする!

2025/12/23

「社会をつなぐ」こころみとして、学生が薬物治療マネジメントにおいてグループで作成したケアプラン(薬物療法上の問題点に対する解決策の提示)に対し、現役薬剤師の卒業生が評価し、意見交換できる仕組みを構築し、本年から、稼働した。在学生の学びの成果を現役薬剤師が評価する試みを実施した。
現在、3人の現役薬剤師の卒業生が評価を行っている(図1、2)。
現役の薬剤師の視点から、現実の患者対応の中で得られる知見などを含めたコメントがフィードバックされている。この気づきは、近い将来、臨床現場での実習時に振り返ることで、さらに学生の学びの後押しができると期待している。

卒業生の評価画面(図1)

卒業生の評価実施状況(図2)

社会と繋ぐ:つながった社会にも教育体験の証を!

2025/12/23

「社会をつなぐ」こころみとして、学生が薬物治療マネジメントにおいてグループで作成したケアプラン(薬物療法上の問題点に対する解決策の提示)に対し、現役薬剤師の卒業生が評価している。この試みに参加してくれる現役薬剤師自身の学びにつながるように、卒業生自身が症例を元にディスカッションできる仕組みを構築した。卒業生がグループで、この症例に基づく学びを遠隔で実施できる。
また、同じ症例を評価する試みを実施しているが、学生のプロダクトを評価し、フィードバックするという教育体験自体の証についても評価することを目的に、オープンバッジ(デジタル証明)を作成した。社会と繋ぐ証の1つとして位置づけている。

卒業生が学ぶ仕組みの画面 

卒業生に授与するオープンバッジ 「教育」

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ