片桐真菜さん、村田栞さん、松下千夏さん、春日井琉楓さん、久保田喜咲さん（経営学部３、４年、山岡隆志教授専門ゼミナール）

おにぎりの「カタチ」に理由あり—形状が消費者の選択を左右する心理メカニズム—

本研究の目的は、おにぎりの形状が消費者選択に与える心理メカニズムを明らかにすることです。分析の結果、四角形のおにぎりは購買意欲が最も低い一方で、支払意思額（WTP）は最も高いという特徴的な結果が得られました。さらに、調整変数として時間帯を用いて分析を行ったところ、四角形のおにぎりは昼よりも夜において購買意欲が高まることが明らかになりました。これらの結果から、夜間に四角形のおにぎりを販売することが、売上規模の大きいおにぎり市場において新たなビジネスチャンスを生み出す可能性があることが示唆されます。