トップページ/受賞 薬学部の鈴木絢斗さんが日本薬学会第145年会学生優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞
受賞者 |
鈴木絢斗さん(薬学部薬学科6 年、生薬学研究室) |
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受賞名 |
日本薬学会第145年会学生優秀発表賞(ポスター発表の部) |
受賞日 |
2025年4月25日 |
受賞テーマ |
漢方処方の科学的解析(第45報)小青竜湯のグリチルリチンによる抗アレルギー作用と血中濃度に及ぼす調製法の影響 |
本邦では、漢方薬はすべての構成生薬を混合し、一括抽出して製造することを原則としています。一方で、中国やヨーロッパでは個々の生薬を抽出して製造した単味生薬エキス製剤を混合して処方とする場合があります。本研究は、その製法の違いによる成分含量や薬理活性、血中動態の変化について小青竜湯を例に検討しました。その結果、製法により約2倍含量が異なる成分が存在し、その成分に由来する薬理活性や血中動態にも含量なりの差が観察されましたが、有意なものではありませんでした。今回の結果だけで単味生薬エキス製剤を混合したものを漢方薬とするには尚早であり、安全性や効果についての検証がさらに必要だと考えられます。 |